Field Appo


ライフコーチング
CASE vol.2
その後のKさんは会社に辞表を出し自分の路にゆっくり
進み始めた。
私の話が彼の心に響いたと感じたのは、彼の表情、特に目を見ればわかった。
顔の血色が良くなり目が輝いていた。 そして、自分の路に進むと決めたKさんは以前とは別人のようになっていた。
背筋はピンと伸び若々しくなったと感じられたし、しかもおしゃべりが上手になっていた。
実は、私がコーチングを仕事としてやろうと決めた原因はこのKさんとのやりとりだ。
ある時Kさんから「目崎さんのその言葉と行動は人に影響を与える力がある! もしかしたら今やってる建築よりもいいかもしれない。 確かに良いデザイン、良い図面を描くけど、そっち(コーチング)の方が向いてる」 と言ってくれたことが大きく影響していると感じている。
そのことにとても勇気づけられたし感謝もしている。
最初は私が彼をサポートしたのかも知れない。 でも、後に、私が彼からの言葉によって突き動かされたのは確かだ。
まさにWINWINの関係。 その後もKさんとは良き山友達として登山を楽しんでいる。
如何でしたか?
このケースでのポイントは、「Kさんには元々自分のやりたいことはあった」ってことです。そして、それにフタをしていたのですね。
最初は、私にはKさんのやりたいことは分からない。でも、そのフタを開けるお手伝いをしただけなのです。
もう一つのポイントは、コーチとクライアントの両方が気づきを得ているというところではないでしょうか?
さて、何か物事に行き詰まって悩んだ時、
それを解決するためには「ゴール設定」がとても大切です。
着地点(ゴール)を決めておかないと車のナビも機能しませんよね?
そして、今自分が何処にいるのかを知ること。
ここを押さえておかないと、ゴールに対して何をやるのか、自分がどれだけ進めたかが分からないからです。
「現状をしっかり把握すること」と「自分の行き先(ゴール)をしっかり決めること」のどちらも大切です。